現在は個性の時代と言われ、人々はそれぞれの個性にフィットした、色や形を求めています。染における、個を対象としたイメージカラーと柄の発見にこそ、その人の美を醸し出す手がかりがあるのです。自分自身では気がついていなくても、誰でもが隠されたイメージを持っています。そうした“はっ”と驚くような美しさを引き出す色や柄のきものを作り、その人が魅力的に生かされるようなシナリオを作る、それが染織イメージプロデューサーの最も大切な仕事だと、私は考えています。
「善之助」のきものづくりには、ユニークな基本ポリシーがあります。
“三の三乗の原則”という法則。きものを明確にタイプ別化するということです。
フォーマルの場合、タイプ別の基準となるのは、目のイメージ、年代、背の高さ(つま丈)。目のイメージタイプには京人形、モナリザ、フランス人形の三つを設定し、年代は二十歳から二十五歳、四十歳から五十歳、六十歳以上に分け、背の高さは百五十センチ前後、百五十八から百六十三センチ、百六十五センチ以上に区分けします。すると、三の三乗で二十七とおりの色と柄の基本タイプが出来上がる仕組みです。フォーマルの場合は初対面で会ったとき上品さや優しさを感じさせる色が必要で、目がきつくなったり負けてしまってはいけません。例えば、京人形タイプの色はいわゆる暖色系でピンクやベージュ、ローズなどです。自分の色を意識し始める三十歳代後半以降になるとお客さんの好みとの的中率は実に六割を越えます。
年代と背の高さは誰しもが思うことかも知れません。しかし、目のイメージに着想する人はそういないと思われます。
最後に私のモットーは“六方よし”六方とは、、消費者、小売屋、問屋、職人、生地屋、そして私。六者が一体となって着物文化を花開かせていきたいと願っております。

一期一会の帯

約800枚の吉祥文様の型から無作為に3〜5枚の型を選んで帯に。
組み合わせには無限大、二度と同じ柄にはならず、 一品物の高級感を満喫できます。

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